ここではモノが感じる、人とヒト、人とモノのお話を紹介します。
瀬戸内海に浮かぶ直島という島をご存じですか?
直島は世界的な建築家である安藤忠雄さんによる自然を破壊しない融合された建物と、その安藤建築に負けない力強い作品がある島です。
美術館とホテルの複合施設のベネッセ、建物の大半が地中にある地中美術館、民家を改装し作品としている家プロジェクトがあり、そして島のいたるところに作品が展示されています。
その数多くある作品の中でも、地中美術館にあるジェームズ・タレルの[オープン・スカイ]という吹き抜けのある空間は、そこから光を体で感じ、見る空そのものが作品としている。だからその時によって変化する。
そこに座りずっとこうしていたいと思う場所で、心地よく、時間を忘れさせてくれました。
ベネッセから見渡す三方からの景色も絶景で、見る景色そのものが作品なので曇りの日でもよく似合う。大阪に住む僕にとってここにいる一時は、時間の流れ方がゆっくりで、とても癒された気分になりました。
環境そのものが美術館である直島は、僕にとって大好きな場所となり、またひとつ大切なモノが増えました。