ここではモノが感じる、人とヒト、人とモノのお話を紹介します。
奈良県法蓮町にあるくるみの木。
僕は時々、朝起きて気持ちの良い天気の時は、いつもと違う場所で、ゆっくりと自由な時間を過ごしたくなる時があります。くるみの木はそんな僕の気まぐれな感情をすべて満たしてくれるそんな場所でした。
大阪の中央区から約1時間くらい奈良に向かって走ったところに、くるみの木はあります。その場所は決して交通の便がいいわけでもなく、街中に位置している訳でもなく、人通りが多いわけでもなく・・・・・でもそこにはランチを食べるために、昼過ぎにもかかわらず多くの人達がおいしそうな匂いを感じながら待っていました。
その待ち時間も、横にある和雑貨(cage)や ノワ・ラスールのシンプルで素朴で、可愛いモノたちを見ながら、心温まる時間をすごせたように思います。そこにはナチュラルだけどカッコいい和食器や雑貨、自然で刺激のない、やさしい香りのするソープや化粧水、そして奈良という場所で作られた季節の食物など、くるみの木のスタッフの好みとこだわりを感じれるモノが可愛くディスプレーされ、素敵な言葉で紹介されて置かれていました。B級グルメ的な生活をしている僕でも思わず、あれも・・・これも・・・っと買ってしまうくらい魅力のあるモノに囲まれた時間は、長い間見ていたにもかかわらず時間を感じない、本当に僕にとって自由な時間を過ごしたように思います。
そうしているうちに席も空き、やっとランチにたどり着き、気まぐれな僕は予約もしていなかったので、残念ながら日替わりのランチプレートにはありつけませんでした。しかし、ほかのランチセットもすごく美味しくて感動しました。季節の感じれる素材で創られたランチは本当に満足できるモノで、2時過ぎまで続く席待ちの行列も納得できるものでした。
素朴でシンプルな可愛くて暖かいモノのある場所、くるみの木。
気がつくと時間が過ぎている・・・
そんな自分にとって自由な時間を求めて、気持ちの良い天気の日には気まぐれな気分を満たしに、また行きたいと思う場所でした。