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ここではモノが感じる、人とヒト、人とモノのお話を紹介します。

富士山

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標高3776m。
日本一高い山、富士山。
       
山に興味がない方でも、いつか一度は登ってみたい…とだれもがそんな思いを掻き立てられるのではないでしょうか。
僕もその一人。
念願の富士山に登ってきました。
            
                           
まず、富士山といえばその外観。
独立峰で周囲に高い山が無く、均整のとれた圧倒的な美しい佇まい。
場所や天候などで見え方も様々だと思いますが、その姿を見るとなぜか嬉しくもなります。

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最近の山ブームで、7月8月のシーズンはイベント的な感じで騒がしくなるので、山好きな方は避けられてると聞きました。
5合目でバスを降りるとやはりたくさんの登山者で賑わっており、中には外国人の方も多くいて、海外か
らも一目置かれる存在なんだと実感し、改めて富士山の偉大さみたいなものも感じました。
          
日が暮れる前に5合目を出発し、翌日の日が昇る前に山頂に着き、ご来光を見る。

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出発して間もなく日も沈み始め、辺りは暗くなり、自分のライトで足元を照らしゆっくりと登っていく。
                  
      
草木もほとんど無く、山頂までほぼ足元は岩場や砂利道といった感じで、見える景色も雲海だけのような単調な景色ではありましたが、休憩している時ライトを消し空を見上げるとたくさんの星が輝いていてまたそれがすごく近くに感じ、疲れてきた体を癒してもらった気がします。
また登山者の多くがご来光を見るために夜間登るため、ライトの灯が列になっていてなんともいえない光景でした。

8合目の山小屋では、狭い中に何人もの方が押し込まれ一列になって寝る・・。寝返りすらできないほどの狭さでなかなか寝付けなかったのですが、疲れと寒さで冷えてきた体には、温かくて横になれる場所があることがありがたく思いました。
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3時間近くの休憩の後は一気に頂上へ。

頂上に着いた時は、「エッもう着いたの?」って思い、なかなか実感しなかったのですが、そこにはご来光を一目見ようとする人がカメラを構え待っている姿があり、少しずつ実感が出てきました。
人が少ない場所を探しご来光を待っている時、気がつくと真っ暗だった空が少しずつ明るくなってきており、周りがざわつき始める。「来た、来た!」と周囲から声が聞こえ、雲海の向こうを眺めるとそこからは、ひとつの大きな輝きがあり、少しずつ雲海から顔を出し始めた綺麗なご来光を見ることができました。それは富士山から見る一番の景色であり、とても感動的でした。
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「富士さん」と国民から親しみを込めて呼ばれ、海外の方からも愛されている山。

一度は・・・なんて言わず、何度でも登ってみたいと思いました。