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ここではモノが感じる、人とヒト、人とモノのお話を紹介します。

沖縄

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青い海と空、そしてゆっくりとした時間が流れる場所、沖縄。

沖縄に住んでいる人達が、好きな場所を守って、大切に育んでいるのを改めて感じれたように思う。

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ヒトやモノが好きな僕は、沖縄のお店を中心に周った。
先ずは昔ながらの沖縄の家で、赤い瓦と木と畳で出来た「御殿山」。畳に座って食べる沖縄ソバは美味しくて、落ち着く時間を過ごせた。夜は「大家」で豚しゃぶを食べた。大家は観光地としても有名なお店で、ご飯もロケーションもかなり良かった。
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他には「花人逢」の高台で夕日を浴びながらパノラマに見える景色の中でのピザ。山の中にある古い民家を改装して作られたカフェ「ハコニワ」のワンプレートのランチ。美ら海水族館の近くにあって、海と日差しを見ながらフレーバーティーを飲める「CAHAYA BULAN」。
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首里城近くにあり、中庭を囲んでゆっくりと郷土料理を楽しめる「あしびうなぁ」。やむちんの大嶺工房の食器を使って、金粉入りのソーキそばとパンプキンぜんざいを出してくれる「風庵」。


どのお店も沖縄ならではのロケーションを使って、沖縄のゆっくりとした時間と空気を感じながら、美味しいご飯を食べれる所ばかりだった。


次はモノ探しに!!

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まずは「mofgmona no zakka」。お家のような空間に、作家さんの手で生み出された一点モノばかり。かなり僕好みだったので、あれこれ手にとって見ていると、スタッフの人が可愛い陶器のコップに冷たい紅茶を入れて出してくれるサービスもあって感動した。
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次は「石窯天然酵母パン 宗像堂」。昔の米軍の住宅跡地を改装して作られたお店に、ずっしりと重みのあるパンがいっぱいあった。場所は判りにくい所なのにお客さんが列をつくっているお店で、沖縄の友達に聞いたら、宗像堂から色々な職人が巣立ってお店を出している程の有名店らしい。そんな有名なお店なのに、気さくにオーナーさんは喋ってくれたり、裏庭には木につるされたブランコがあったり・・沖縄らしいゆっくりした時間が流れているお店だった。
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最後は「atelier+shop cococo」。陶芸体験や工房見学もできて、ヨコイマサシさんの作る可愛い陶芸や、沖縄の作家さんの作品を販売していた。沖縄の人や物にこだわって作られたモノ達は、沖縄ならではの作品で、見ていてどれも魅力的に感じるモノばかりだった。


初めに抱いていた沖縄のイメージ通りの時間を過ごせたのは古宇島近辺だったと思う。
海沿いの道を北上して古宇利島の近辺をドライブしていると、海風に揺れるサトウキビ畑やマングローブ林、いろんな色に変化する海やまっすぐ伸びる橋、沖縄本来の素朴な風景の中でゆっくりたした島時間を感じれた。
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今回の旅の途中で仙台から沖縄に移住してきた人と友達になった。(勝手に友達と思っているのだが・・・)その人と色々話した中で印象に残っているのが、僕が「なぜ沖縄に来たの?」と聞いたら、「他の所から沖縄に移住してきてる人はいっぱいいると思うけど、みんな理由は無いと思うよ。ただ沖縄が好きだから。」
・・・そうだよな。。。自分が変な質問をしてしまった事を反省した。
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お店の人も、作家さんも、「沖縄のヒトとモノ」にこだわってお客様をもてなして、自分たちも共に楽しむ。その空気感や時間、そして沖縄に対する愛情が伝わってきて僕たちも心地よく、穏やかになり、その魅力に引き込まれる。
「隣の芝は青く見える」ではないが、誰でも中に居ると判らなくなり、外が良く見える事もあると思うのだが・・・そんな気持ちは全く感じず、逆に沖縄に対する愛情をすごく感じた。
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最後の日に「海座」という民宿に泊まった。
そこは4部屋しかない小さな民宿で部屋にはベッド以外何もなく、お風呂もトイレも共有で、食事も4組が一緒にダイニングで食べる。でもそれは沖縄に来た人達に、同じ時間を提供して共に沖縄を一緒に感じる場を提供しているんだなと思った。
外に面したテラスで初めて会った人と一緒にタバコを吸って、たわいもない話をする。そしてベッドしかない部屋に戻って、オーナーさんが用意してくれている沖縄に関する本を読む・・・。
この「海座」のオーナーさんもまた、沖縄を愛する人なんだと感じた。その想いを来てくれるお客さまに提供しているんだと。

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「・・・ただ好きだから。」


僕もそう言えるモノにこだわっていきたいと
            思わされるところだった。